· 

第10回橋梁点検研修会

 2025年8月28日、GCCA会員企業10社及び岐阜県建設研究センターから、総勢24名の方に参加いただき「第10回橋梁点検研修会」を実施しました。

 本年度の研修は、GCCA会員企業の講師より、研修1として「岐阜県における技術的助言の改定のポイントについて」の講義、研修2として「緊急対応が必要となる損傷について」の講義、研修3としてGCCA企業会員の点検事例から「技術的な評価結果(性能の見立て)に関する勉強会」を実施しました。

 特に、研修3「技術的な評価結果(性能の見立て)に関する勉強会」では、新要領による評価A、B、Cの判定について、事前に配布された損傷事例写真を基に、ベテラン技術者と若手技術者を組合せたグループ内で活発な意見交換がされ、知見が深まるとともに、村上教授からも適切な診断方法のアドバイスをいただいたことでより充実した研修となりました。

 また、岐阜大学 村上茂之教授より「岐阜県における橋梁点検DXの可能性 ~橋梁点検要領(技術的助言)の改定を受けて」と題して、橋梁点検におけるDXの今後の活用方法や方向性についてご講演いただくとともに、鋼橋における塗装の劣化診断に関する点検支援技術について豊富なご経験と高い見識に基づくご講演をいただくことで、実りある研修会となりました。